あん摩師等法19条連絡会

2020年3月17日

「あん摩師等法19条連絡会」とは

 平成医療学園グループは、晴眼者のためのあん摩マッサージ指圧師養成課程を設置すべく国に申請をしましたが、国はあん摩師等法19条を根拠にそれらの申請を不認定処分としました。これに対し、平成医療学園グループは、2016年7月に、「あんま師等法19条は、職業選択の自由を定めた憲法22条1項に違反する」として東京、大阪、仙台の各地方裁判所に不認定処分の取り消しを求める裁判を提起しました。

 あんま師等法19条は、1964年に「目が見える人のためのあん摩マッサージ指圧師養成学校の新設を制限する」ために設けられました。そして、50余年経った今日においても法律ができた当時と状況は変化したとはいえ、視覚障害あん摩マッサージ指圧師が安定した収入を得るまでには至っておらず、まだまだ必要な条文です。

 「あん摩師等法19条連絡会」は、このあんま師等法19条を保持し、視覚障害者の職域を守り、あん摩マッサージ指圧師の過当競争を防止するため、視覚障害関係団体やあはき業界の方々に呼びかけ、2016年10月に結成しました。連絡会では、結成以来、幹事会を開催し、さらには東京、大阪、仙台の各地の運動を支えるための地域協議会を立ち上げ、毎回の口頭弁論での傍聴団を組織し、署名活動や裁判所に対するはがき陳情に取り組んでいます。

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 ※「19条連絡会ニュース №3 発行日2018年7月30日」のみ、テキスト形式ではなくdocx形式となります。