19条連絡会ニュース 7 発行日:2019年8月27日 発行:あん摩師等法19条連絡会     〒169-8664 東京都新宿区西早稲田2-18-2 日本盲人福祉センター内     電話:03-3200-0011(代表) FAX:03-3200-7755 発行責任者:竹下義樹 (幹事会の開催後に発行) (本号の担当:全視協) ────────────────────────────────────── ────────────────────────────────────── 巻頭言 日盲連あはき協議会 会長 須藤 正起(すどう・まさき)   この度、日本盲人会連合あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師協議会の会長職をお引き受けする事となりました静岡県の須藤と申します。若輩の身でもあり、暫くは小川前会長に御指導いただきながら大役を果たせるよう誠心誠意、務めて参りたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。  さて、あん摩師等法19条訴訟状況について、3地裁共に終盤を迎えようとしております。特に、東京地裁では今年度中、或いは遅くとも年度末には判決が出るのでは、と考えられるところまで参りました。  しかし、3地裁の判決が出揃うまで、気を許すことなく見守る必要が有ります。高裁や最高裁という場面も見据えて、備えておかなければなりません。署名活動に始まり、募金活動等は長くなるにつれ息切れしている状況ではありますが、我々にとって死活問題に直結した、最重要課題である「あん摩師等法19条」を死守する事。  最終判断、合憲である旨の判決が出るまで、関係者が一丸となり、確固たる協力体制の下、最後まで心を一つに戦い抜く事が重要であると考えます。また、今後の視覚障害あはき師の様々な課題にも、真摯に取組んで行く事が必要であり、その為に、連絡会での進捗状況等を広く周知し、協力体制の強固に務めて参りたいと思います。  ────────────────────────────────────── ■ 19条連絡会第14回幹事会議事要旨 ■ ────────────────────────────────────── 日時:令和元年6月29日(土)10時30分〜12時30分 場所:日本盲人福祉センター 研修室 1.出席者の確認 出席者(敬称略) 日盲連……竹下、小川、須藤、三宅、逢坂、小柴 日マ会……安田、野本 理教連……本田、杉本 全視協……山城、東郷、生田目 全鍼師会……仲澤 東北協議会……高橋(代行) 関東協議会……鈴木 近畿協議会……辰巳 欠席者(敬称略) 理教連……栗原 全視協……稲垣 東北協議会……及川 2.会長挨拶  年内に判決が出ることが考えられるため、対応等について意見交換をしていきたい。岸野氏は「この裁判は視覚障害者のために行っている」と嘯いている。また、岸野氏との懇談を私に持ちかけてくる人が現れたりするなど、岸野氏側の動きが活発になっているようだ。  幹事団体のうち、全視協と日盲連に役員の交代があり、全視協は田中代表から山城完治代表に、日盲連のあはき協議会は小川協議会長から須藤正起協議会長になった。それぞれの新代表より挨拶があった。 3.議題 (1)新たな情勢について  裁判の動きについて各協議会から報告があった。  大阪:6月28日に口頭弁論が行われた。原告から、多数証拠が提出された。10月11日に次の口頭弁論が行われる。  東京:5月20日に口頭弁論が行われた。次回は9月5日で、人証が却下されたことから、この日が結審の可能性も考えられる。  仙台:5月16日に口頭弁論が行われた。次回は7月4日で、国(被告)の反論はその時に行われる。裁判官が国に対して、きちんと反論をするようにと言う場面があった。  3地裁での口頭弁論の報告を受け、竹下会長より東京・大阪の裁判所は、ほぼ、判決の方針を決めている感がある旨の発言があった。年内結審・判決を視野において、今後の取り組みについて意見交換を行っていくこととなった。 (2)各団体の取り組みについて  理教連:3月27日に全国会議員に対して要請運動を行った。引き続き、3地裁での傍聴、「点字毎日」での19条裁判についての連載を継続中。今後、全国会議員に配った要請書を3地裁の裁判長へ送付予定。署名、募金は動きが止まっている。  日マ会:今後も活動費用は必要なことから、募金に力を入れている。会報等を通じて活動を広めていく。  全視協:署名、募金は止まってはいないが動きは鈍い。仙台地裁宛12923筆(うち点字334)、東京地裁宛11537筆(うち点字325筆)、大阪地裁宛10752筆(うち点字341筆)、合計35212筆(うち点字1000筆)。  全視協の機関誌「点字民報」2019年4月増刊号で、特集「19条裁判がわかる」発行した。  日盲連:署名、募金ともに動きは鈍い。現在の署名筆数は東京地裁宛25,257筆、大阪地裁宛26,543筆、仙台地裁宛29,287筆。(日盲連に届いた署名の集計であり、単独で各地裁へ提出している分は含まれてはない。)募金は500万円を超えた。  全鍼師会:視覚障害者の独立開業がほとんど無くなってきていること、会の中での視覚障害者の比率が下がっていることが報告された。市町村の支部ごとに署名活動をお願いしたいと考えており、そのための署名用紙案が提出された。署名用紙案、および活動は幹事会にて承認された。 (3)各協議会の取り組みについて  東京:5月20日の裁判後に報告会を行った。この日は、裁判所に71団体の団体署名を提出した。傍聴は100人ほどだったものが、現在は160人から170人となっていることも報告された。  近畿:口頭弁論の後に報告会を行っている。  東北:傍聴、署名、募金を行っている。昨年11月11日の決起集会後、反響があり傍聴者は増えている。一時は79席の傍聴席を割ることもあったが、今は85人くらいの傍聴があり、前回は91人であった。11月に東北盲人会連合の集会が山形であり、シンポジウムを企画中である。  近畿の会場確保については個別に相談することとなった。岡田弁護士、大胡田弁護士が裁判に行った際の交通費について質問があり、岡田弁護士は近畿で、大胡田弁護士は東北で負担していることが報告された。 (4)決起集会の会計報告について  中央からの決起集会の助成金15万円について、近畿および東北協議会から会計報告が提出され、資料の通りで承認された。 (5)19条連絡会の予算について  19条連絡会会計より、理教連と全視協に決起集会の費用支払ができていないことが報告された。これらの支払いをするとともに、今後の活動を支えるための再度の拠出について提案があった。  幹事団体のうち、日盲連20万円、他の団体10万円の案が出され、各団体一度持ち帰り、検討することとなった。 (6)啓発活動について(次回ニュースの発行など)  ニュース作成は全視協、第14回幹事会の議事要旨は日盲連が担当。巻頭言は、あはき協議会須藤会長が執筆。発行時期は、幹事会開催の6月29日から20日後の7月19日(金)とすることが確認された。  9月5日の東京地裁第14回口頭弁論にて結審した場合の対応については、次回の幹事会で確認をする。実質的な準備については関東協議会が行う。 (7)その他  次回幹事会を、令和元年8月31日(土)10時30分から、日本盲人福祉センターで行う。 ────────────────────────────────────── ■ 活動の記録 ■ ────────────────────────────────────── ■ 口頭弁論の記録(予定を含む) 仙台地裁は 101法廷 79席 抽選 東京地裁は 103法廷 98席 抽選 大阪地裁は 202法廷 93席 先着順   2016年 ││ 9月9日(金) ││大阪地裁(第1回) 9月28日(水) ││東京地裁(第1回) 9月29日(木) ││仙台地裁(第1回) 11月9日(水) ││大阪地裁(第2回) 12月12日(月) ││仙台地裁(第2回) 12月14日(水) ││東京地裁(第2回)   2017年 ││ 1月12日(木) ││大阪地裁(第3回) 2月13日(月) ││仙台地裁(第3回) 2月15日(水) ││東京地裁(第3回) 4月17日(月) ││大阪地裁(第4回) 4月19日(水) ││東京地裁(第4回) 5月22日(月) ││仙台地裁(第4回) 6月14日(水) ││東京地裁(第5回) 7月5日(水) ││大阪地裁(第5回) 8月21日(月) ││仙台地裁(第5回) 9月13日(水) ││東京地裁(第6回) 10月2日(月) ││大阪地裁(第6回) 12月4日(月) ││仙台地裁(第6回) 12月6日(水) ││東京地裁(第7回)   2018年 ││ 1月19日(金) ││大阪地裁(第7回) 2月28日(水) ││東京地裁(第8回) 3月23日(金) ││大阪地裁(第8回) 4月19日(木) ││仙台地裁(第7回) 5月16日(水) ││東京地裁(第9回) 6月6日(水) ││大阪地裁(第9回) 7月19日(木) ││仙台地裁(第8回) 7月25日(水) ││東京地裁(第10回) 8月22日(水) ││大阪地裁(第10回) 9月27日(木) ││仙台地裁(第9回) 10月29日(月) ││東京地裁(第11回) 11月9日(金) ││大阪地裁(第11回) 11月22日(木) ││仙台地裁(第10回)   2019年 ││ 1月30日(水) ││東京地裁(第12回) 2月1日(金) ││大阪地裁(第12回) 2月4日(月) ││仙台地裁(第11回) 4月10日(水) ││大阪地裁(第13回) 5月16日(木) ││仙台地裁(第12回) 5月20日(月) ││東京地裁(第13回) 6月28日(金) ││大阪地裁(第14回) 7月4日(木) ││仙台地裁(第13回) 9月5日(木) ││東京地裁(第14回) 9月12日(木) ││仙台地裁(第14回) 10月11日(金) ││大阪地裁(第15回) ■ 幹事会等の記録(予定を含む)   2016年 │ 10月14日(金) │あん摩師等法19条連絡 │会結成 11月3日(木) │幹事会(第1回) 12月17日(土) │幹事会(第2回)   2017年 │ 2月11日(土) │幹事会(第3回) 5月13日(土) │幹事会(第4回) 7月29日(土) │幹事会(第5回) 11月4日(土) │幹事会(第6回)   2018年 │ 1月27日(土) │幹事会(第7回) 4月28日(土) │幹事会(第8回) 6月30日(土) │幹事会(第9回) 8月10日(金) │幹事会(第10回) 10月13日(土) │幹事会(第11回) 11月11日(日) │あん摩師等法19条を守 │る決起集会仙台集会・ │東京集会・大阪集会   2019年 │ 1月12日(土) │幹事会(第12回) 4月6日(土) │幹事会(第13回) 6月29日(土) │幹事会(第14回) 8月31日(土) │幹事会(第15回) │