第41回全視情協新潟大会が開催
第41回全視情協新潟大会が、10月8日、9日の両日、新潟市内のANAクラウンプラザホテル新潟で開催された。全国から点字図書館関係者など172名の参加者があった。
「広げよう地域ネットワーク、描こう情報サービスの未来図」をテーマに、10年先の情報環境を大胆に展望するとともに、地域ネットワークによる総合的な視覚障害者支援のあり方や録音図書・電子書籍等の製作に関する諸課題、「サピエ」の中期的な展開策などを議論し、今後の活動の方向性を共有した。
第1分科会では、地域ネットワークによる中途視覚障害者の総合的な支援に関して、新潟県の先進的な取り組みに学び、各地での取り組みや課題について議論した。
第2分科会では、デイジー製作現場の現状と課題、録音図書と電子書籍のこれからについてプロジェクトチームの報告を受け、グループ討議を行った。
全大会ではサピエ将来構想策定プロジェクトチームから「サピエの今後~当面の課題について」、10年ビジョンプロジェクトチームから「視覚障害者を取り巻く情報環境の未来と情報提供施設・団体の役割」に関する中間報告があった。
2日間の議論を踏まえて、関係機関との連携を強化し、情報アクセシビリティの推進とそれを阻む障壁の除去に向けて邁進していくことを宣言し、課題解決に向けての要望を決議した。
日盲連点字図書館からは、大内進館長と糸川さやか職員が参加した。