音訳ボランティアとは

 音訳ボランティアとは、視覚に障害のある方のために、墨字(活字)で書かれている書籍や雑誌、広報誌、新聞などの内容を“音声にして伝える”ボランティアです。

 同じような活動に「朗読」がありますが、「音訳」と「朗読」とは目的が違います。「朗読」は、読み手の解釈で感情を込めて読んだり内容を読み変えたりして、作品として仕上がったものを聞き手が鑑賞します。
 それに対し「音訳」は、聞き手(視覚障害者)が情報を得るために利用するものなので、内容が正しく伝わるように、書いてあることを書いてある通りに読まなければなりません。そのため、音訳ボランティアは視覚に障害のある方の「目の代わり」となって、情報を声で伝えることが大切になります。

 音訳ボランティアは、音訳だけでなく、音訳されたものを校正したり、音声データを編集したりと、様々な活動を行っています。