あはき19条違憲訴訟仙台地裁第15回口頭弁論
平成医療学園グループの学校法人福寿会・福島医療専門学校が、あマ指師養成課程の新設を国に申請し、非認定処分とされたことで、その処分取り消しを求めて、仙台地裁に提起した裁判の第15回口頭弁論が、12月2日15時から、101号法廷で開かれました。裁判傍聴には、東北の各県と東京・北関東から、日本視覚障害者団体連合、日本あん摩マッサージ指圧師会、日本理療科教員連盟、全日本視覚障害者協議会、盲学校の同窓会会員など94名が参集(傍聴席は79席)しました。
裁判では、原告より準備書面の陳述がありました。裁判長より「証人の申請は却下すること。今回を持って終結とすること」が告げられ、判決を4月27日15時と定め、結審しました。その後、記者クラブで記者会見が行われました。会見では、あはき等法19条を守る東北協議会の及川清隆会長、大胡田誠弁護士、日マ会の安田和正会長から、違憲訴訟の経緯や、被告の国を支援している趣旨及び地域社会への今後の影響など、説明があり理解を求める話をしました。質疑応答も行われ、各記者の関心が示されました。並行して、戦勝復興記念館に会場を移動して、第14回集会が63名の参加で開かれ、山形県視覚障害者福祉協会の竹田昭博会長の司会の下、第18回幹事会報告が各担当幹事から報告されました。後刻、到着した大胡田弁護士は「この19条が守られないとなると、同じような弱者を救うための法律が全て違憲となる可能性がある。その意味では、裁判は大きい意味がある」などと語られました。最後に福島県の武藤永治総務から、判決までの活動方針である19行動を行うこと、本年中にマッサージ未来6号を発行することが提案され、それを承認し、閉会しました。