第73回労働政策審議会障害者雇用分科会開催

2017年6月2日

 5月30日、厚生労働省において、第73回労働政策審議会障害者雇用分科会が開催され、日本盲人会連合から竹下義樹会長が出席しました。

 主な議題は、厚生労働大臣から労働政策審議会に対して諮問された「障害者雇用率について(案)」であり、民間企業の障害者雇用率を現行の2.0%から2.3%とすること(ただし、当分の間2.2%、3年を経過する前に2.3%)などを盛り込んだ同案は、「おおむね妥当」とされ、同審議会障害者雇用分科会会長から労働政策審議会会長に報告されました。

 また、竹下会長は、同分科会会長に対して意見書を提出するとともに、それに基づき、精神障害者の雇用率算入に当たり、基本の0.3%を引き上げるべきとし、除外率についても今後、10%引き下げを確実に実行すべく検討し、支援策の充実も併せて行うべきとしました。

 特に、視覚障害者に対する支援については、中途視覚障害者の雇用の継続と合理的配慮、視覚障害公務員等に対する支援の必要などについても意見を述べました。