新国立競技場ユニバーサルデザインサブWS報告
2016年5月24日
5月10日、新国立競技場整備事業大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体事務所において、新国立競技場整備事業「ユニバーサルデザインサブワークショップ(トイレ)」が開催されました。日本盲人会連合からは宮城正理事が出席し、視覚障がい者の立場から安全で快適な競技場にするための意見を述べました。
設計担当者から新国立競技場のアクセシブルトイレ・一般用トイレ・補助犬用トイレの設置箇所とトイレ内の設備や配慮について説明がなされ、宮城理事は「個室待機誘導線と、立ち便器待機誘導線の区別の明確化」、「緊急ボタンと洗浄ボタンの明確化」、「入口付近に音声誘導案内が必要」、「屋外に設置する補助犬トイレには屋根または庇の設置をお願いしたい」、「様々な大会で視覚障がい者が訪れられる競技場にしてほしい」と要望を述べました。
新国立競技場整備事業については、今後も当事者団体と意見交換を重ね、その内容を踏まえながら実施設計が進められます。