第64回中国ブロック盲人福祉大会が開催
9月5日と6日の両日、鳥取県米子市のコンベンションセンター「ビッグシップ」を会場に、64回目を数える中国ブロック盲人福祉大会が、中国ブロック5県と1政令指定都市の6団体の有志約250名が参加して開催されました。
初日には一般、あはき、青年、女性、スポーツの5分科会が開かれ、各団体からの提出議題を討議し、続く全体会議で承認した後、竹下義樹日本盲人会連合会長の講演「中央情勢報告と障がい者差別解消法がもたらすもの」が行われました。
2日目の6日には、林昭男副知事、2名の国会議員を始め、多くの来賓をお招きしての式典が執り行われ、大会報告と宣言、決議などが承認されました。最後に恒例のカラオケ大会が賑やかに開かれ、二日間の幕を閉じました。
主な決議事項は、次の通りです。
1.各自治体に、障害当事者参画による障害者差別解消条例の制定を、
2.入院中であっても、ホームヘルプサービス・同行援護サービスが引き続き利用できるよう、また緊急時にも安心して利用できる制度に、
3.地域生活支援事業の中のコミュニケーション支援事業の要綱にある視覚障害者へのサービスをより明確化し、点訳・音訳での情報提供、点訳者・音訳者の養成、テキストデイジー、マルチメディアデイジー作成を事業に組み入れるように、
4.テレビの緊急放送やニュース速報の字幕の音声化を、などです。
以上4項目を含め、17項目が決議されました。なお、次年度は平成28年9月11日と12日に、岡山県で開催の予定です。