社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合

社会福祉法人日本視覚障害者団体連合、香川県視覚障害者福祉協会主催の「令和５年度四国ブロック協議会並びに研修会」は２月１０日（土）～１１日（日）、香川県高松市の香川県社会福祉総合センターにおいて１０２名の参加により開催されました。

　１日目は開会式に続いて日視連竹下義樹会長の中央情勢報告、みんなのまるプロジェクトの吉岡忠助氏による「社会の課題を切り・気付き・学び・行動につなげるインクルーシブなコミュニティ作り」と題する講演がありました。
　なお、吉岡氏は触知力の落ちにくい手袋を開発したことでも知られ、この手袋は日視連用具購買所でも販売しています。
　
　２日目は各県代表者会議と女性協議会に分かれての分科会が行われた後、全体会が開かれ分科会報告と二日間の総括が行われました。なお、スポーツ協議会は事前にオンライン会議を行いました。
　
　決議された事項は以下の通り。
１．障害基礎年金を増額すること
２．身体障害者手帳新規取得及び更新の際における福祉課窓口での一定したきめ細かな情報提供を
３．マイナンバーカードが健康保険証と紐づけされた場合の病院・薬局等における視覚障害者の本人確認は「スタッフによる確認法」の採用を周知・徹底すること
４．厚生労働省は「日常生活用具等給付事業」における「現状に即したガイドライン」を早急に作成すること
５．禁止されている歩道を走行する自転車の徹底取り締まりを
６．役所・銀行・福祉施設などにおける代筆・代読サービスの徹底を
７．マイナンバーカードが健康保険証と紐づけされた際には、視覚障害あはき師の保険取り扱いがスムーズにできること
８．カイロ・整体等無資格医療類似業者及び無免許あはき師の徹底取り締まりを
９．テレビ放送における、ニュース速報の音声化と外国語の日本語吹き替え、字幕の拡大と表示時間の延長を