第12回塙保己一賞 奨励賞に大胡田誠氏

2018年11月26日

 埼玉県が、同県出身の国学者・塙保己一の業績を記念して、社会的に顕著な活躍をしている障害者や、障害者のために貢献している個人・団体を表彰する「塙保己一賞」の、第12回受賞者が発表されました。

 大賞:一般財団法人全日本ろうあ連盟参与の 高田英一(たかだえいいち)氏(81歳、聴覚障害)
 奨励賞:弁護士・日本盲人会連合青年協議会相談役 大胡田誠(おおごだまこと)氏(40歳、全盲)
 貢献賞:「公益財団法人日本盲導犬協会」

 大胡田氏は、12歳で失明し、慶應義塾大学法学部、同法科大学院に進学、平成18年に全盲では日本で3人目の司法試験に合格しました。一方で、社会活動にも力を入れ、平成26年から平成30年まで社会福祉法人日本盲人会連合の青年協議会会長、公益財団法人東京都盲人福祉協会青年部部会長を歴任しました。現在も指導者として活動しています。本人著書「全盲の僕が弁護士になった理由」は、2014年テレビドラマ化されました。表彰式は、12月15日(土)13時~15時30分、塙保己一の生家に近い本庄市の「児玉文化会館セルディ」で開かれます。表彰式に続き、筝・三絃演奏家の澤村祐司氏の記念コンサートも開催されます。