第51回愛知県視覚障害者福祉大会開催

2018年11月20日

 社会福祉法人愛知県盲人福祉連合会(金子芳博会長)主催による「第51回愛知県視覚障害者福祉大会(名古屋大会)」が11月18日、名古屋市港区の名古屋市港文化小劇場を会場に関係者約300名が参集しました。

 式典では、金子会長の式辞、名古屋市市議会議員による歓迎の言葉に続き、表彰状・感謝状の贈呈、来賓祝辞や祝電披露などが行われました。議事では、4項目の決議と宣言が採択されました。

【決議された要望事項の概要】
1.安全な移動の確保のため
(1)駅ホームにおいて、ホームドアの設置、駅員・警備員の配置等、転落防止対策を実施し、安心・安全な駅を目指した総合的な取り組みを早急に講じるように
(2)一般道路において、誘導用ブロックや音響式信号機の拡充、歩車分離式信号機の音響案内の必置、横断歩道のエスコートゾーン敷設の一般化を
(3)同行援護事業の充実と地域間格差の是正、歩行訓練体制の整備を 
2.災害時に障害者が安全に避難できるよう、障害者も参画した避難訓練を実施するとともに、福祉避難所の設置と避難所生活を支える体制づくりを市町村と提携し推進すること 
3.日常生活用具は、視覚障害者のニーズに応じた品目を指定するとともに、地域間格差を解消するために、対象者・耐用年数・基準金額等の要件について県において最低限の指針を示すように 
4.あん摩師等法19条を死守するとともに、視覚障害あん摩師への支援策を確立し、他方で無資格医業類似行為者の取り締まりを強化することによって、視覚障害あん摩師が生計を維持し国民の健康生活に寄与できるよう条件の整備を