第66回千葉県視覚障害者福祉大会開催
10月6日、我孫子市けやきプラザふれあいホールにおいて「第66回千葉県視覚障害者福祉大会」が開催され、県内各地より会員はじめ関係者約260名が参加しました。
第1部の式典に続く、第2部前半では我孫子市にある鳥の博物館にちなんで「野の鳥を聞く」と銘打ち、井の頭自然の会代表鈴木浩克氏の講演が、また、第2部後半では流通経済大学附属柏高等学校吹奏楽部による演奏が行われました。
式典での主な決議事項の概要は次の通りです。
1.視覚障害者が、安心してスポーツに取り組めるよう、千葉県内の障害者スポーツセンターの拡充と一般スポーツ施設の利用料減免を
2.災害弱者である視覚障害者の避難について、当事者の意見を考慮しつつ対策の充実を
3.視覚障害者の雇用率を上げる対策に加えて、あん摩マッサージ指圧師、はり師、灸師を対象とする盲人ホームの設置・就労支援事業所の設置等の対策を
4.盲導犬ユーザーにとって、より快適で・暮らしやすい共生社会の実現に向け、関係当局の理解と協力を 5.中小金融機関における視覚障害者用ATMの設置促進及び銀行のネットバンキングを利用する際のワンタイム認証のアクセシビリティーの確保と、保険会社において、視覚障害者も契約できる商品の開発を
6.セルフレジについて、視覚障害者でも利用できるようにするため、支援者を配置するか、音声案内を導入する対策を
7.駅構内のバリアフリー化を促進するとともに、千葉県内に少ないホーム柵の増設を。また、無人駅を含む乗降客の少ない駅における内方線の必置と音声誘導等安全対策を
8.改正バリアフリー法に基づき、それぞれの自治体の街づくり条例を整えるとともに、JIS企画にのっとった点字ブロックやエスコートゾーンの拡充、電波方式による誘導システムの整備及びメンテナンスの充実を図り、歩道のない道路における外側線の必置を。