テクノエイド協会が創立30周年式典を開催
公益財団法人テクノエイド協会の創立30周年記念式典が1月18日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷(私学会館)で開催されました。関係省庁、補装具のメーカー及び団体、障害当事者団体を含め、来賓並びに関係者ら約120人が参加し、日本盲人会連合からは橋井正喜常務理事が出席しました。
挨拶に立った同協会の大橋謙策理事長は、「昭和62年に発足して以来、福祉用具の安全かつ効果的な利用を促進し、高齢者及び障害者の福祉の増進に寄与することを推進してきた。引き続き開発者(メーカー)と、障害当事者のシーズとニーズを結ぶ『シーズ・ニーズマッチング交流会』を実施していくとともに今後、『介護ロボット支援事業』にも力を入れていきたい」と述べ、関係者に協力を要請しました。大橋理事長の挨拶に続いて、加藤勝信厚生労働大臣のメッセージの代読、一般社団法人日本義肢協会徳田章三理事長から来賓挨拶が述べられ、30年の功績を振り返るとともに、今後の発展を祈りました。続いて、同協会の活動を理解し、25年以上にわたり活動を支えている賛助会員(法人)の7団体並びに活動に大きく貢献した個人3人に感謝状が贈呈されました。
また、同協会が設立30周年を記念して昨年の9月~12月に実施した「フォトコンテスト(福祉用具と笑顔)」入賞作品の最優秀賞者の表彰が行われました。最後にNPO法人支援技術開発機構の山内繁理事長が「CCTA95(福祉用具分類コード95)からロボット支援機器へ~支援機器の国際標準化」と題して記念講演を行いました。山内理事長は、支援機器の国際標準化の経緯を紹介するとともに日本の支援機器規格の問題点を報告し、今後、ロボット介護機器開発・促進事業が進んでいくと、これからの展望を提言しました。