都盲協が磁気非接触式音声誘導点字ブロック視察

2017年9月1日

 8月16日、豊島区内に設置されている、磁気非接触式音声誘導点字ブロック(認定NPO法人ことばの道案内設置・管理)を東京都盲人福祉協会笹川吉彦会長、歩行訓練士1名、豊島区盲人福祉協会市原寛一氏の3名で視察しました。

 同ブロックは、平成24年度に豊島区が公共工事として、西武池袋線椎名町駅から豊島区心身障害者福祉センターの間に設置されていましたが、昨年、約4年強で故障し、現在はシステムダウンし運用していません。

 当日は、豊島区心身障害者福祉センター玉井敏行所長の案内により、デモンストレーションでの運用確認となりました。携帯電話に専用端末を付け、ブロック上にくると、音声の案内が携帯電話のスピーカーから聞こえてくるシステムです。

 この5年間に、全国の100を超える地方公共団体が同システムを視察しています。

 当事者としては、白杖と携帯電話を同時に持つことになり、安全な移動の面からたいへん問題があると感じました。同NPOは、スマホ対応に切り替えてシステムアップをしたいと豊島区に提案しているようですが、地元当事者団体としては、このシステムを根本的に検証する必要があるのではないかと考えています。