平成27年度視覚障害者就職状況
厚生労働省は5月27日、平成27年度の障害者の職業紹介状況を公表しました。
ハローワークを通じた障害者の就職件数は、平成26年度の84602件から大きく伸び、7年連続増加の90191件(前年度比6.6%増)でした。
障害の種類別の就職件数は、身体障害者28003件、知的障害者19958件、精神障害者38396件、その他の障害者3834件で、身体障害者の部位別職業紹介状況は、視覚障害2283件、聴覚・言語障害4442件、肢体不自由14866件、内部障害6412件。
視覚障害者の職業紹介状況の詳細は、新規求職申込件数5081件(うち重度2963件)、有効求職者数7109件(うち重度4154件)、就職件数2283件(うち重度1378件)、就職率44.9%(うち重度46.5%)となっています。
5月27日に厚生労働省が公表した、平成27年度障害者の職業紹介状況の視覚障害者の職業別就職件数をみると、その過半数が三療を基本とする専門的・技術的職業です。
視覚障害者就職件数の合計(カッコ内は構成率)2283件(100%)、重度1378件(100%)のうち、専門的・技術的職業への就職件数は1206件(52.8%)、重度956件(69.4%)であり、その内訳は、1.あんま・鍼・灸・マッサージ1063件(46.6%)、重度877件(63.6%) 2.ヘルスキーパー54件(2.4%)、重度49件(3.6%) 3.機能訓練指導員45件(2.0%)、重度29件(2.1%) 4.理学療法士26件(1.1%)、重度18件(1.3%) 5.ケアマネージャー6件(0.3%)、重度2件(0.1%) 6.情報処理技術者7件(0.3%)、重度5件(0.4%)となっています。