数学&情報処理点訳ガイド発行のお知らせ

2016年1月20日

 この度、国立大学法人筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター障害者支援研究部(視覚障害部門)から、「数学&情報処理点訳ガイド」が発行されました。著者は筑波技術大学教授の長岡英司氏と同大学特任研究員の田中直子氏です。

 同書は、数学と情報処理の2分野の点訳に関する基本的な事項を解説しています。
 Ⅰ部には、中学・高校の数学で学ぶ数式の点訳方法と大学の基礎教育段階で使用される数学的表記を点訳する際の手がかり、 Ⅱ部には、プログラムコードやメールアドレスなどの点訳方法が記されています。

 また同時に、田中氏による「点字数学書・情報書を読むための手引き」が点字版と墨字版でリリースされました。
 点字版では、数学・情報関係図書に用いられる文字・記号の墨字表記を点図で説明しています。墨字版は、墨字表記と点字表記とを墨点字を用いて併記しており、一般校の先生方が視覚障害児童・生徒を指導する際などにも役立ちます。

 どちらも筑波技術大学点訳ネットワークの専用Webページ (http://www.ntut-braille-net.org/)で必要事項を記入の上、申し込むとPDF版と点字版の電子データをダウンロードできます。