AD本委員会で「色による識別」の追加を提案

2016年1月22日

 1月19日、東京都中央区にある公益社団法人日本包装技術協会(JPI)本部において、「高齢者・障害者配慮における包装標準化の調査研究と国際化の推進本委員会(AD本委員会)」の第2回本委員会が開催され、日本盲人会連合からは鈴木孝幸副会長が出席した。

 委員会では、昨年の10月にスウェーデンで行われた第13回ISO/TC122/WG9会議の報告後、審議に入り、特にパッケージされているものの表面に付ける点字については、読み易くするために、素材を突き破らないか印字を妨げない限り、点字の高さは0.3~0.7mmの範囲で行うように提案することとした。また、点字の読み取りを妨げない範囲で、点字の周囲にスペースを設けることを確認した。
 平成28年度新規テーマとなっている「取扱いと操作」規格項目案の審議では、「保管への適正と安定性」の項目において、弱視者にも配慮し「色による識別」を追加するよう鈴木副会長から提案があり、今後の検討事項とすることになった。