第13回チャレンジ賞・サフラン賞受賞者決定

2015年6月24日

 社会福祉法人視覚障害者支援総合センターが、職業自立して社会貢献を目指す若い視覚障害者に贈る、チャレンジ賞とサフラン賞の第13回受賞者が決定しました。

 チャレンジ賞を受賞するロイ・ビッショジト氏(37、全盲)は、バングラデシュ出身、1996年に国際視覚障害者援護協会の留学生として来日し、高知県立盲学校、筑波大学理療科教員養成施設を卒業後、2002年4月から滋賀県立盲学校理療科教員として勤務。2014年には日本点字委員会委員に選出されました。日本で活躍の場を広げる一方で、祖国の視覚障害者に奨学金や福祉機器を送る活動を続けています。

 サフラン賞の二羽泰子氏(35、全盲)は、筑波大学附属盲学校高等部普通科、国際基督教大学、日本福祉大学大学院通信課程を修了後、日本点字図書館やJICA(国際協力機構)に勤務。現在は、大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程に在籍しながら、関西国際大学で非常勤講師を勤めます。また、JICAなどで講演活動を続けています。研究者として、多様な存在を排除しない教育環境をテーマに実践的かつ国際的な研究を目指しています。