第11回本間一夫文化賞は高橋秀治氏に
2014年10月16日
日本点字図書館の創立者・本間一夫氏の業績を記念して、視覚障害者の文化向上に貢献した個人・団体に贈られる本間一夫文化賞の第11回受賞者が、社会福祉法人ロゴス点字図書館長の高橋秀治氏(71)に、選考委員の全員一致で決まりました。
高橋秀治氏は東京都立文京盲学校を卒業後、日本ライトハウス点字出版所、東京点字出版所、日本点字図書館、東京ヘレンケラー協会などを経てカトリック点字図書館(現ロゴス点字図書館)に勤務、2004年に館長に就任しました。更に、社会福祉法人日本盲人社会福祉施設協議会の点字出版部会長、理事長を歴任されるなど、一環して点字の普及発展に尽力し、点字技能検定試験の実施や、選挙情報プロジェクトの立ち上げなど業績を挙げられてきました。また、娘さんの統合教育を実践する中で、今日言われているインクルーシブ教育の基を築いた人物としても知られており、長年に亘る多方面での活動が評価され、今回受賞の運びとなりました。