筑波大附属盲記念文集、点字・デイジー版発行

2014年5月7日

 2011年に、大活字版300部限定で発行され、好評を得た、筑波大学附属盲学校同窓会編集による「盲唖教育分離後百年 なずれば指に明きらけし 筑波大学附属盲学校記念文集」が、点字版・デイジー版でも発行されました。

 1880年、楽善会訓盲院は盲生・ろう生への授業を相次いで開始しましたが、盲・ろう両者を同一校で教育する困難と矛盾に直面した結果、1909年、障害別学校分離が実現し、官立東京盲学校(現筑波大学附属視覚特別支援学校《付属盲学校》)が発足、翌年雑司ヶ谷(現東京目白台)で授業を開始しました。わが国唯一の盲学校教員養成も担った同校が、戦前戦後を通じて盲教育界の中核を担ってきたことから、本書は盲教育全般の実態を知る手がかりとなります。

 価格は大活字版が2800円(税別)、点字版(全6巻デイジー付)34000円、デイジー版のみ4000円。申し込み・問い合わせは、社会福祉法人桜雲会(〒169-0075東京都新宿区高田馬場4-11-14-102、電話・FAX03-5337-7866、Eメールounkai@nifty.com、ホームページhttp://homepage2.nifty.com/ounkai/)。