平成29年6月号

平成29年6月号

すべて通して聞く(91分25秒)

タイトル別

はじめに~日盲連は今年70歳!&内容紹介~(5分23秒)

1.第70回全国盲人福祉大会を終えて~日本盲人会連合 会長 竹下義樹所感~(18分26秒)

 出演:日盲連 竹下義樹会長

 5月26日から28日の3日間、全国盲人福祉大会が徳島県で開催されました。
 3日目には、全国から視覚障害者ならび関係者約1500人が徳島県徳島市のアスティとくしま(徳島県立産業観光交流センター)に参集し、式典が厳かに執り行われました。
 日盲連は今年で結成から70年を迎えます。そして来年には70周年の記念大会が東京で開催されます。この節目の年に、竹下会長は何を思うのでしょうか?

5月31日、収録後に会長室にて撮影

【写真の説明】5月31日、収録後に会長室にて撮影。

『日盲連豆知識』~第一回全国盲人福祉大会(結成総会)は屋外で開催された!?~

 昭和23年8月17日から18日にかけてのお話です。
 大阪府貝塚市の二色の浜で開催された結成総会を経て、日盲連は産声を上げます。長きにわたる歴史の幕開けです。集結した視覚障害者は、全国9地域から70余名ほどだったといわれています。
 かしましく響く蝉の鳴き声と潮騒を背に、夏の陽ざしに灼かれた砂浜の上で役員を選出し、その夜はハンモックを寝床に何度も落ちそうになりながら、あるいは蚊を追い払うのに苦心しながらやり過ごし(あまりの暑さに海に飛び込む参加者もいたようです)、翌日は松の木陰で涼をとりながら円陣を作って役員会を行うなど、50年史から浮かび上がるその様子は、ホテルなどの会場を確保して華やかに行う式典が定着した近年とは大きく異なるようです。

2.≪STORY+INTERVIEW≫映画『光』主演:永瀬正敏さん(23分50秒)

 出演:俳優 永瀬正敏さん(中森雅哉役)

 こちらでは予告編の音源を交えたストーリー紹介(4分ほど)から、永瀬正敏さんのインタビューへと続きます。インタビューのみをお聴きになりたい方は、こちらをご利用下さい。

美佐子(水崎さん)の顔を触って確認する雅哉(永瀬さん)

 ©2017 “RADIANCE” FILM PARTNERS/KINOSHITA、COMME DES CINEMAS、KUMIE

-やがて見えなくなるあなたが 沢山のものを見せてくれた-

 映画の音声ガイドの制作に関わる尾崎美佐子(水崎綾女)は、視覚障害者を迎えてのモニター上映会で弱視の男性 中森雅哉(永瀬正敏)と出会います。

 かつては天才カメラマンと称賛を浴びていた雅哉は、愛機のローライフレックスを大切に抱え、ファインダーを覗き込みシャッターを切ります。わずかに残った視力を頼りに。

 出会った当初は雅哉の無愛想な態度に苛立つ美佐子でしたが、彼が過去に撮影した夕日の写真を見て心を突き動かされます。

 衝突を繰り返しながらも歩み寄る二人、しかし雅哉の目は少しずつ、そして確実に光を失っていきます。

 言葉でイメージを伝えるということは、どういうことなのか。雅哉と過ごす時間の中で、美佐子の何かが変わりはじめます。

 【動画の説明】本予告編です。YouTubeの動画が埋め込まれています。

カンヌ国際映画祭の公式上映で2000人の観客が沸いた!!

映画の場面を並べています

 映画『あん』で、ハンセン病の元患者とどら焼き職人・店を訪れる中学生の交流を描き、世界から高い評価を受けた河瀨直美監督。その次作にあたる今作は、映画の音声ガイド制作現場で表現の壁に突き当たる女性と、失われていく視力に苦悩する天才カメラマンの交流を通し、絶望の中に一筋の光を見つけるまでを描く「魂」の物語です。
 前作で音声ガイド制作の舞台裏を知った監督は、スタッフたちの映画への深い愛に感銘を受けたと説明しています。

 映画『光』は第70回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門に出品され、5月23日の公式上映では約10分にもわたるスタンディングオベーションが贈られました。
 残念ながら最高賞のパルムドール賞の受賞こそ叶わなかったものの、精神性の高い作品としてエキュメニカル審査員賞を受賞しました。

©2017 “RADIANCE” FILM PARTNERS/KINOSHITA、COMME DES CINEMAS、KUMIE

5月26日、フランス滞在中の永瀬正敏さんへの電話取材が実現!!

 多くの関係者の方々からお力添えを頂き、カンヌ国際映画祭に参加するためフランスのホテルに滞在していた永瀬正敏さんとの電話インタビューが実現!!
 河瀨監督についてや役作りのこと、カンヌ国際映画祭での公式上映の模様など、さまざまなお話を伺いました。

≪INTERVIEW ONLY≫映画『光』 中森雅哉役 永瀬正敏さん(18分30秒)

 こちらでは永瀬正敏さんのインタビューのみを配信しています。

-(カンヌ国際映画祭について)観客から、どのような感想が寄せられましたか?
永瀬さん:「この映画はすべての人に対してのラブレターだ」と言って下さる方がいたり、嬉しい意見が多かったですね。

ローライフレックスのファインダーを覗き込む雅哉

 ©2017 “RADIANCE” FILM PARTNERS/KINOSHITA、COMME DES CINEMAS、KUMIE

映画『光』について、劇場情報など詳しくは公式WEBサイトでご確認下さい!

映画『光』WEBサイトURL:http://hikari-movie.com/(※外部サイトに移動します)

 本作品は、スマートフォンなどからイヤホンを通して音声ガイドを聞くことができる無料アプリ「UDCast」に対応しています。UDCastについて、詳しくはhttp://udcast.net/(※外部サイトに移動します)をご覧下さい。

 監督・脚本:河瀨直美

 永瀬正敏 水崎綾女
 神野三鈴 小市慢太郎 早織 大塚千弘/大西信満 白川和子/藤竜也

 製作:木下グループ、COMME DES CINEMAS、組画
 製作統括:木下直哉 プロデューサー:澤田正道、武部由実子
 撮影:百々新 照明:太田康裕 録音:Roman Dymny
 美術:塩川節子 編集:Tina Baz サウンドデザイン:Olivier Goinard
 衣装:渡部祥子 ヘアメイク:南辻光宏 ラインプロデューサー:齋藤寛朗 
 制作担当:越智喜明 助監督:近藤有希

 製作:『光』製作委員会 制作プロダクション:組画 制作協力:カズモ 
 配給:キノフィルムズ/木下グループ 宣伝協力:フリーストーン

 ※掲載している写真や動画コンテンツは著作権で保護されています。不正なご利用はお控え下さい。

3.【Skype座談会】スト2メンバーとアクセシビリティを徹底議論!!~第10回アクセシビリティキャンプ東京から~(22分55秒)

 -3.25 LODGEに集いし、その記念に-

【写真の説明】東京ガーデンテラス紀尾井町(東京都千代田区)にあるYahoo! JAPAN「LODGE」

出演:株式会社ビジネス・アーキテクツ 伊原力也さん(アクセシビリティキャンプ東京実行委員)・ヤフー株式会社 中野信さん・Cocktailz 伊敷政英さん・辻勝利さん・諸熊浩人さん

 声のひろば4月号5月号では、「目が見えなくてもスト2はできる。全盲ゲーマーと対戦!」について詳しくご紹介しました。
 今月号はアフタートークとして、座談会を企画してみました。「私にとってアクセシビリティとは」をテーマに、熱い持論が展開されます!!

4.日盲連用具ステーション~音声ガイド付き生活家電製品の取り扱いを開始!!~(7分41秒)

 出演:日盲連用具購買所 小川敏一職員

ZITANG(ジタング)は、ホワイトとレッドの2色があります。写真はレッドです。

【写真の説明】三菱電機株式会社製のZITANG(ジタング) RG-HS1は、細かく設定された音声ガイドや操作パネルに貼る点字シールが付属するなど、配慮が嬉しいオーブンレンジです。
 もちろん、機能も充実!料理のレパートリーが格段に広がる「レンジグリル」機能は、レンジとグリルを自動で切り替え、食材に効率よく熱を通します。

【お問い合わせ】日盲連用具購買所
 電話:03-3200-6422
 E-mail:yogu-toi@jfb.jp

5.言葉の船出~竹田寿和さん~(6分53秒)

 出演:日盲連相談役 竹田寿和さん

おわりに~手紙とポスト~(6分16秒)

 声のひろばへのご感想は、日盲連情報部までお寄せ下さい。
【お問い合わせ】日盲連情報部 電話:03-3200-6169 E-mail:jouhou@jfb.jp

奥付

日盲連 声のひろば奥付&著作権について(1分48秒)

 本コンテンツの著作権は、日本盲人会連合に帰属します。また貸し、複製などによる第三者への提供はできません。予めご了承ください。

 編集:社会福祉法人日本盲人会連合 情報部
 電話:03-3200-6169 E-mail:jouhou@jfb.jp

 発行:社会福祉法人日本盲人会連合
 〒169-8664東京都新宿区西早稲田2-18-2
 電話:03-3200-0011(代表) FAX:03-3200-7755 WEB:http://nichimou.org/