平成29年5月号
平成29年5月号
すべて通して聞く(91分58秒)
タイトル別
はじめに~たぬきうどんの謎&内容紹介~(5分29秒)
1.【特集】機能訓練事業所・非機能訓練事業所の厳しい実態が浮き彫りに~≪シンポジウム 視覚障害者の生活訓練(歩行訓練)のあり方を考える≫開かる!!≪後編≫~(22分55秒)
出演:社会福祉法人京都ライトハウス 鳥居寮 所長 牧和義さん&
公益社団法人東京都盲人福祉協会 事務局長 山本和典さん&
視覚障害リハビリテーション協会 会長 吉野由美子さん&日盲連総合相談室 工藤正一室長
【写真の説明】当日の会場から
2月25日、日本盲人福祉センターにおいて開催された「シンポジウム 視覚障害者の生活訓練(歩行訓練)のあり方を考える」では、名古屋市総合リハビリテーションセンター 視覚支援課長 田中雅之さんによる基調報告の後、4人のパネリストを迎え、パネルディスカッションが行われました。
司会(コーディネーター)を務めたのは、成蹊大学教授 大倉元宏さんです。
登壇したパネリストと、発言の要旨は以下の通りです。
- 社会福祉法人 京都ライトハウス 鳥居寮 牧和義所長:施設を経営する立場から発言。常勤職員や利用者の定員など、事業について具体例な数値や事例を交えて説明しました。
- 公益社団法人 東京都盲人福祉協会 山本和典事務局長:歩行訓練士・事務局長として発言。東京都の補助事業「中途失明者緊急生活訓練事業」についてふれ、歩行訓練・日常生活訓練などに加え、iPhoneなどの訪問指導を新たに開始したと報告。反対に、後継者の育成には苦心していることが伝えられました。
- 視覚障害リハビリテーション協会 吉野由美子会長:歩行訓練士だけでなく眼科医や視能訓練士などが入会する協会の会長として問題点に言及。ロービジョンや視覚障害リハビリテーションに対し、社会の認知度が低いことを課題として示しました。
- 日本盲人会連合総合相談室 工藤正一室長:厚生労働省入省時代に失明、生活訓練を通して自立・職場復帰した経験から発言。千葉県中途視覚障害者連絡会やNPO法人タートルにおける、中途視覚障害者への就労相談や支援について取り組みを紹介しました。
【写真の説明】奥から順に成蹊大学 大倉教授、京都ライトハウス 牧所長、東京都盲人福祉協会 山本事務局長、視覚障害リハビリテーション協会 吉野会長、日盲連総合相談室 工藤室長です。
続く質疑応答でも活発な意見が交わされ、藤井貢組織部長の閉会の挨拶をもってシンポジウムは閉幕しました。
≪再掲≫日盲連 平成28年度2大調査事業、ついに報告書としてまとまる!!
【写真の説明】報告書の墨字・点字・音声(DAISY)版
日盲連が平成28年度に実施した2大調査事業、「読み書きが困難な弱視(ロービジョン)者の支援の在り方に関する調査研究事業」&「視覚障害者のニーズに対応した機能訓練事業所の効果的・効率的な運営の在り方に関する調査研究事業」の報告書が、日盲連WEBサイトに公開されています。
下記リンク先のページから、各報告書のデータをダウンロードすることができます。
- 読み書きが困難な弱視(ロービジョン)者の支援の在り方に関する調査研究事業 報告書【墨字・点字・音声版】
- 視覚障害者のニーズに対応した機能訓練事業所の効果的・効率的な運営の在り方に関する調査研究事業 報告書【墨字・点字・音声版】
【お問い合わせ】日盲連組織部団体事務局
電話:03-3200-0011(代表) FAX:03-3200-7755 E-mail:jim@jfb.jp
2.≪情報エクスプレス≫PLEXTALKは次なる進化へ/PTR3・PTN3 企画責任者に聞く後継機種開発秘話(19分14秒)
出演:シナノケンシ株式会社 白木拓郎さん
【写真の説明】プレクストーク最新機種PTR3と、企画・開発に深く関わった白木さん。
ボタンとのコントラストを意識し操作パネルは黒く、そして本体と周囲との境目を視認しやすくするために本体は明るい青になりました。
もちろん機能も充実!デイジーオンラインサービスに対応、音質を改善したスピーカー、なめらかな合成音声、SDカード・USBメモリに対応などなど、PTR3には白木さんのこだわりが凝縮されています。
また、時間の関係上ご紹介することができませんでしたが、PTR3の機能を拡張するソフトウエアを2017年秋頃に発売する予定とのことです。こちらを導入することにより、点字データ(BES、BSE) やWord・PDFファイルの読み上げ、さらにはインターネットラジオやポッドキャストの受信が可能になるようです。
【お問い合わせ】シナノケンシ株式会社 プレクストークお問い合わせ窓口
電話:050-5804-1177 E-mail:plextalk@skcj.co.jp
3.【イベント・レポート:第10回アクセシビリティキャンプ東京】視覚障害者はどのようにゲームをプレイするのか?世代・性別・障害の枠を越えて、熱き思いがぶつかる!すべてのゲーマーがYahoo! JAPAN「LODGE」に集結!!≪後編≫(16分19秒)
出演:中根雅文さん(AccSell)・伊敷政英さん(Cocktailz)・辻勝利さん・諸熊浩人さん
【写真の説明】「LODGE」のエントランスでは、「けんさく」と「えんじん」がお出迎え。記念撮影も、もちろんOK!!「えんじん」は猿人、だとしたら「けんさく」が犬なのはなぜでしょうか?
3月25日、東京ガーデンテラス紀尾井町(東京都千代田区)のYahoo! JAPANオフィス内にあるコワーキングスペース「LODGE」を会場に、IT企業などに所属する有志たちが主催するアクセシビリティキャンプ東京「目が見えなくてもスト2はできる。全盲ゲーマーと対戦!」が開催されました。
先月号の「プレイタイム」に続き、今月号では「トークセッション」の模様をお届けします。笑あり共感ありと、ゲーマー必聴の音源になっています!
視覚障害当事者4名がゲームに対する思いや、どのような点を工夫してプレイしているかなど、当事者流の楽しみ方を語ります。
登壇者は、AccSell主宰の中根雅文さん・IT企業でエンジニアとして働く辻勝利さん・同じく民間企業で働き自身もゲームを制作する諸熊浩人さん・フリーランスのウェブコンサルタントとして活躍をする伊敷政英さんです。
今回唯一ロービジョンの登壇者である伊敷さんが話すゲームにまつわる思い出は、晴眼者である弟の協力を得ての特訓の日々と、そして繰り広げられた兄弟喧嘩を懐かしむものでした。
【登壇者のゲーム遍歴】
- 中根雅文さん:アクセシビリティの情報サイト「AccSell」主宰。ロードランナー、電車でGO!、NetHackなどのプレイ経験あり。
- 伊敷政英さん:Cocktailzとしてフリーランスで活動。登壇した4名中、唯一のロービジョン。マリオブラザーズ、スパルタンX、アイスクライマー、ドラゴンクエストⅡ、ストリートファイター2などのプレイ経験あり。
- 辻勝利さん:民間企業で活躍する全盲のエンジニア。電車でGO!、ストリートファイター2などのプレイ経験あり。
- 諸熊浩人さん:辻さんと同じく民間企業に属し、製品やサービスの検証などの業務に従事。自身もゲーム作成など行う。ドラゴンクエスト、ロマンシング・サガ、聖剣伝説などのプレイ経験あり。
【写真の説明】登壇した4名。左から、中根さん・伊敷さん・辻さん・諸熊さん。
4.日盲連点字図書館からのお知らせ~平成29年度 東京都点訳・朗読(音訳)奉仕員指導者養成講習会、受講者を募集しています!!~(2分59秒)
詳しくは、「平成29年度東京都委託点訳・朗読(音訳)奉仕員指導者養成講習会受講者募集」をご覧下さい。皆様からのお問い合わせ、お待ちしています!
【写真の説明】平成28年度修了生の皆様と記念撮影(左:点訳/右:音訳)
【お問い合わせ】日盲連点字図書館 電話:03-3200-6160 E-mail:toshokan@jfb.jp
5.日盲連用具ステーション~第70回全国盲人福祉大会特別セール&お父さんありがとうセール~(11分25秒)
出演:日盲連用具購買所 小川敏一職員
お父さんありがとうセールのワンタッチネクタイは、誰でも綺麗にネクタイを結ぶことができる、1分1秒が惜しい会社勤めのお父さんには嬉しい一品です。ちなみに、構造は写真のようになっています。
6月1日から15日まで数量限定の販売となりますので、お買い求めの際はどうぞお早めに!ご希望の方には、ラッピングも承ります(※有料です)。
【お問い合わせ】日盲連用具購買所
電話:03-3200-6422
E-mail:お問い合わせ用 yogu-toi@jfb.jp
6.言葉の船出~竹田寿和さん~(6分52秒)
出演:日盲連相談役 竹田寿和さん
おわりに~物の価値~(6分44秒)
声のひろばへのご感想は、日盲連情報部までお寄せ下さい。
【お問い合わせ】日盲連情報部 電話:03-3200-6169 E-mail:jouhou@jfb.jp
奥付
日盲連 声のひろば奥付&著作権について(1分48秒)
本コンテンツの著作権は、日本盲人会連合に帰属します。また貸し、複製などによる第三者への提供はできません。予めご了承ください。
編集:社会福祉法人日本盲人会連合 情報部
電話:03-3200-6169 E-mail:jouhou@jfb.jp
発行:社会福祉法人日本盲人会連合
〒169-8664東京都新宿区西早稲田2-18-2
電話:03-3200-0011(代表) FAX:03-3200-7755 WEB:http://nichimou.org/