視覚障害者がもっと暮らしやすくなるために 視覚障害者に対する差別・困りごと事例集

2026年2月27日

 日本視覚障害者団体連合は、公益財団法人ヤマト福祉財団の2025年度障がい者福祉助成金を受けて「視覚障害者がもっと暮らしやすくなるために 視覚障害者に対する差別・困りごと事例集」を発行しました。

 本連合は、視覚障害者の理解を向上させる目的で、2014年12月に差別事例集「視覚障害者にとって差別ってどんなこと?」を発行しました。しかし、発行から10年が経過したものの、視覚障害者にとって暮らしやすい社会はなかなか訪れません。むしろ、デジタル化などの社会の変化により、視覚障害者に対する差別と困りごとがより複雑になった部分もあります。

 そのため、本事例集では、改めて視覚障害者に対する差別や困りごとの事例をテーマ別に整理し、その事例の解説と解決方法を紹介しています。

 事例は全国の視覚障害者などから日本視覚障害者団体連合・総合相談室に寄せられた相談、意見、要望などを整理して記載しています。また、事例の解説と解決方法は、障害者に関わる法律、視覚障害者の意見などを整理して記載しています。これらの一例は、下記の「掲載事例の一例」で紹介いたします。また、本事例集の各種データ版、墨字版は無料で配布しております。詳細は下記の「データ版」「印刷版」をご確認ください。

 本事例集をお読みいただき、視覚障害者がもっと暮らしやすくなるためには何をすべきかを一緒に考えてみませんか。一緒に考えることは、視覚障害者が暮らしやすい社会に近づくための近道だと思います。本事例集が多くの人に届くことを切に願います。

 

掲載事例の一例

<店舗>

●全盲の視覚障害者です。一人でカフェに入店しようとしたら、店員から「付添者と一緒に来てほしい」と言われ、入店を断られました。
 
→ 入店拒否をすることは不当な差別的取扱いと言えます。店員による席までの誘導、注文への対応、飲み物・食事の受け取りなどのサポートを行う必要があります。
 

<学校>

●これから大学に入学する視覚障害者です。慣れるまでの間、キャンパス内の移動などを支援してほしいと大学側に相談したところ、「大学側はサポートできない。自費で支援者を確保してほしい」と言われました。
 
→ 合理的配慮の不提供と言えます。大学側としては、職員によるサポートだけでなく、学生アルバイトを手配するなど、本人との対話を通じて、必要な配慮を提供できるよう努める必要があります。
 

<医療機関>

●病院の受付にあるタッチパネル式の端末を操作できないため、係員にサポートを依頼したところ、「ここでは無理なので、他の病院に行くのはどうか」と言われました。
 
→ 病院で診察を受けられないことは大きな問題です。合理的配慮として手続きをサポートする必要があります。
 

データ版

データ版は無料で配布しております。ご活用ください。

墨字版(PDF/1MB)

テキスト版(TXT/19KB)

点字版(BES/9KB)

音声版(MP3/17MB)

印刷版

 印刷版(墨字版・B5版・20ページ・カラー)は無料にて配布しております。ご希望の方は下記の「問い合わせ先」にご連絡ください。

 なお、希望部数が多い場合、着払いでの出荷をお願いすることがございます。予めご了承ください。

 

問い合わせ先

社会福祉法人日本視覚障害者団体連合 組織部
 住所 〒169-8664 東京都新宿区西早稲田2-18-2
 電話 03-3200-0011(内線6)
 FAX 03-3200-7755
 メール jim@jfb.jp

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