慣れの怖さ

2015年4月24日

 いつのことだったか、日にちは忘れましたが、東京で会議をしていた時、建物が大きく揺れはじめ地震が発生したことがわかりました。ところが、それに驚いているのは地方から参加したメンバーだけであり、東京のメンバーはあわてることもなく「いつものことですよ」と落ち着き払っていました。

 東京では東日本大震災以来、地震が多発し、震度3や4程度では誰もあわてなくなったと言います。本当にそれでいいのでしょうか。

 3月11日に政府主催の東日本大震災4周年追悼式に参列させていただきましたが、その追悼式に参列していた全ての人が犠牲者を慰霊する気持ちになっていたとしても、恐れられている東南海地震や首都直下地震に対する備えはできているのでしょうか、と不安になりました。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」であってはならないのです。4年前の大震災を教訓とした「備えあれば憂いなし」と言える環境整備と私たちの心構えを持ち続けたいと思いました。

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