同行援護全国推進シンポジウム開催報告

2014年12月3日

 平成26年11月28日(金)に同行援護全国推進シンポジウムをTKP大手町カンファレンスセンターホール22Gで開催し、およそ100名の方に参加していただきました。
 このシンポジウムは、教職員共済生活協同組合と全国労働者共済生活協同組合連合会の助成により実施した「視覚障害者の同行援護事業に関する実態把握と課題における調査研究事業」においてその課題分析と提言を発表する場として開催しました。
 まず、基調報告では、「全国調査から見えてきたもの」としてアンケート調査で浮き彫りになった各地域の同行援護の支給時間、利用できる範囲の違いなどの各地のサービスにおいて地域間格差があることを報告しました。
 続いて行われたシンポジウムでは、各シンポジストの立場から現状の報告や取組について発表した後に、(1)市町村の同行援護の運用面の課題(支給量の決定等)、(2)事業所におけるガイドヘルパーの派遣の課題(3)自動車などの移動手段の課題についてを中心に議論しました。来場した参加者からの質疑応答もあり活発なシンポジウムになりました。
 最後に当団体の竹下義樹会長からは、地域間の格差の解消には、制度上の改善が必要な部分と運用面で解決することができる部分の二つがあり、今後も地域間格差の解消に向けて取り組んでいきたいという強い言葉をいただきました。

<シンポジスト>

阿部央美(公益社団法人群馬県視覚障害者福祉協会)
松本俊吾(公益社団法人東京都盲人福祉協会 副会長)
渡邊清司(特定非営利活動法人視覚障害者センターつえの里)
棚橋公郎(社会福祉法人岐阜アソシア サービス課長)
照井直樹(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課 課長補佐)

竹下義樹会長挨拶

竹下義樹会長挨拶

 

シンポジスト

左から阿部様、松本様、渡邊様、棚橋様、照井様

 

シンポジウム会場

会場の様子