新国立競技場の設計図面で意見対立

2014年12月2日

 第3回新国立競技場のユニバーサルデザインに関するヒアリングが、11月27日に日本スポーツ振興センター・新国立競技場設置本部で開かれ、車椅子使用者の利便性を中心に設計図上の改善点を話し合いました。

 日本盲人会連合からは、大橋由昌情報部長が出席し、競技場内の主要通路に点字ブロックの敷設や音声誘導装置などの設置を要望しました。施工主側の希望としては、案内所までは点ブロを敷き、施設内は案内人がサポートする体制を取りたいので、点ブロは最小限にしたい、とのことで合意に至らず、ヒアリングの終了後に、大橋部長と設計会社側との話し合いが続けられました。

 日盲連では、加盟団体の意見を聴取する必要はあるものの、設計図面などはマル秘事項なため、最少人数の専門家の意見を聴いて、要望を盛り込んだ図面を提出することになりました。