第2回視覚障害者リモート将棋大会結果お知らせ

2021年12月21日

 12月11日、12日の2日間、日本視覚障害者団体連合主催「第2回視覚障害者リモート将棋大会」が開催されました。新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、本年もオンラインによる大会を実施しました。

 本大会では、公益社団法人日本将棋連盟より勝又清和 七段が審判長、貞升南 女流二段が副審判長、富士通株式会社の将棋部、関東の大学の将棋部、棋友館の方々が審判員を務められました。

 11日は有段者の部16名、級位者の部16名による予選トーナメント、12日は各部8名による決勝トーナメントを実施し、熱戦が繰り広げられました。
 なお、対局と並行し両日ともイベントを実施し、勝又審判長と貞升副審判長による「将棋講座」、「トークショー」、勝又審判長の「AI将棋」に関する講演、日本視覚障害者囲碁協会の柿島光晴理事長による視覚障害者囲碁「アイゴ」の紹介、また有段者の部の決勝戦を勝又審判長と貞升副審判長による「大盤解説会」を行い、視聴された皆さんにも楽しんでいただきました。

 勝又 審判長と貞升 副審判長は講評の中で、「リモート対局であったが回線のトラブルも無く進行し、またいずれの対局も白熱した戦いで棋力が高いことに驚いた。また、イベントでは積極的に将棋の戦法の質問を受ける等、皆さんが将棋を楽しんでいることに嬉しくなった。皆さんの今後益々のご活躍を祈っています」と評されました。

 なお、各部の入賞者は次の通りです。

【有段者の部】
・優勝 石川准さん(静岡県)
・2位 中藤真さん(岡山県)
・3位 浅井成政さん(東京都)

【級位者の部】
・優勝 竹村寿一さん(福井県)
・2位 永木清昭さん(栃木県)
・3位 小川俊之さん(埼玉県)