山形県天童市「ブラインド囲碁・将棋体験会」開催
7月11日(日)、山形県天童市・県総合運動公園総合体育館において、「ブラインド囲碁・将棋体験会」が開催され、日視連は日本視覚障害者囲碁協会、将友会とともに参加しました。本体験会は同日、体育館前のNDソフトスタジアム山形で開催されたサッカーJ2・モンテディオ山形と松本山雅FCの試合に伴うものです。
モンテディオ山形では、3月21日(日)の山形開幕戦・栃木SC戦より、ホームで開催される試合においてSDGsブース並びにユニバーサルスポーツ体験コーナーを実施しています。今回その特別編として、視覚障害者と囲碁・将棋を通して交流することを目的に本体験会が実施されました。当日はあいにくの雨でしたが、多くの方々にご来場いただきました。囲碁・将棋の初心者の方から、普段から楽しまれている方、小学生から高齢者まで幅広い層の方々に参加いただき、イベントブースは大盛況でした。
イベントブースにおいては、視覚障害者向けに工夫された将棋盤・囲碁盤や碁石と将棋駒を紹介するとともに、囲碁は石取りゲームの体験、将棋は対局を行いました。参加者の方々は初めて触れる視覚障害者用の盤や駒に興味をそそられていたようです。参加者の中には、当事者との白熱した対局に夢中になっている方もおり、視覚障害者が盤や駒を手で触って位置を把握した後に、頭の中で盤面を描きながら対局していることを伝えると驚いていました。
参加者からは「楽しかった」、「いい経験ができた」、「見えていないのに将棋を指すのはすごい」、「将棋が強かった」など様々な感想が寄せられ、囲碁協会・将友会の方々も視覚障害囲碁・将棋の認知が少し広まったのではないかと手ごたえを感じている様子でした。