第68回日盲連中国ブロック盲人福祉大会が開催

2019年9月17日

 「第68回日本盲人会連合中国ブロック盲人福祉大会(島根県大会)」が9月7、8日両日、松江市の島根県民会館とホテル一畑を会場に開催されました。まるで今年の札幌大会を思わせる残暑の中、関係団体会員やヘルパー、地元施設職員やボランティアなど合計300名の参加がありました。

 初日は各団体代表者による5つの分科会とそれをまとめる全体会議、それに続いて日盲連会長による中央情勢報告の講演と質疑が行われ、並行して各団体代表によるオセロ大会も開催されました。来賓6名を迎えた夜の交流会は、銭太鼓の実演もあり盛り上がりました。

 翌日は今春、島根県知事に就任されたばかりの丸山達也氏をはじめ、8名の来賓を迎えた式典と大会議事、続いて各団体代表によるカラオケ大会を行い、和やかなうちに終了しました。

 決議事項の概要は次の通りです(決議事項は全部で18項目。今回は分科会の情報のみ掲載、その他詳細は中国ブロック各加盟団体へお問い合わせを)。

1.日本郵便による登録制による点字付きの不在配達通知カードのサービス 

2.無人駅での乗降についてJR西日本お客様センターへの介助依頼の電話をすることで最寄り駅から駅員を派遣してもらう介助サービス

3.AIスピーカーの活用と日常生活用具指定への検討 

4.12月にでる19条裁判東京地裁判決へ注目し、運動の継続 

5.あはき施術者は、技術の研鑽はもとよりコミュニケーション能力の向上に努め、無資格手技行為が国民間に浸透している状況を打破していこう

 令和2年には日盲連全国盲青年研修大会が広島市で、令和3年には日盲連全国盲人福祉大会が岡山県で開催予定であり中国ブロックとしてもできるだけの支援を行うことも確認しました。