神奈川県青年部「意思疎通支援」の研修会を開催

2019年7月25日

 神奈川県視覚障害者福祉協会青年部は7月21日、サニープレイス座間(総合福祉センター)において、意思疎通支援「代筆・代読事業」について研修会を実施、県内各地から青年部をはじめ一般会員など27名が参加しました。

 冒頭、村川正行青年部長は、日常生活で読み書きに困っていないか、その解決をどのようにしたら良いかについて研修を行うと趣旨を述べました。
 続いて研修に入り、神奈視協の鈴木孝幸理事長が講師を務めました。テーマは「代筆・代読支援をもっと普及させるには?その現状と課題の整理」で、研修資料として、厚生労働省の「意思疎通支援(代筆・代読)について」から抜粋した内容をはじめ、日本盲人会連合が実施した「代筆・代読支援に関する調査研究」を参照したものを用意しました。また、「代筆・代読支援者として」の同行援護従業者に対して実施された調査の回答、更に「行政における意思疎通支援事業」として我孫子市の実例を取り上げました。まとめとして、神奈視協が今年製作・発行した「代筆・代読従事者養成研修テキスト」の内容に触れながら、具体的な実施方法などを解説しました。

 最後に行われた質疑応答や意見交換では活発な発言が多く、テーマに対する関心の高さが現れていました。今後も各地域で代筆代読の事業を展開するために地域で活動していくことを確認して閉会しました。

 なお、今回の研修会で使用した「代筆・代読従事者養成研修テキスト」に対するお問い合わせは神奈川ライトハウス(電話046-205-6040)までお願いいたします。