あはき法19条大阪地裁第13回口頭弁論

2019年4月15日

 平成医療学園専門学校ならびに宝塚医療大学が国に対し、あはき法19条によるあん摩マッサージ指圧師養成施設設置の非認定処分を取り消すことを求める訴訟に関する第13回口頭弁論が、4月10日、大阪地
裁202号法廷にて行われました。
 法廷傍聴には、日本盲人会連合小川幹雄副会長、日盲連中国・近畿・東海の各ブロック、日本あん摩マッサージ指圧師会、日本理療科教員連盟、全日本視覚障害者協議会、全日本鍼灸マッサージ師会等の視覚障害
当事者・支援者約100名が詰めかけました(傍聴席は91名分)。

 閉廷後、参加団体の関係者約60名が大阪市北区の堂島ビルヂングに参集し、裁判の内容確認と意見交換を行った。各団体からの報告と挨拶に続き、岡田康平弁護士から今回の口頭弁論の説明が行われました。
 今回、被告から第6準備書面が提出されたこと。内容は、前回までに原告から提出された筑波技術大学藤井亮輔教授の書かれた報告書の反論についての被告からの再反論と考えられます。また、被告から原告の人証
申請について不必要であるとの意見書が出されていることが述べられました。

 今後の裁判の見通しについては、次回の口頭弁論までに原告からのさらなる人証申請の書面と証拠書類が提出されて、裁判所が証人尋問を却下した場合は結審となり、9月ごろには判決が言い渡されるのではないか。また、証人尋問が認められた場合は、9月ごろに弁論が開かれて証人尋問が行われ、12月ごろに原告からの最終準備書面が提出された後に結審となり、来年の3月ごろに判決が言い渡されるのではないか。いず
れにしても、一審での判決が出されても控訴が予想されるので、19条裁判の終結はまだまだ先になるのではないかと述べられました。
 その後、フロアからの活発な意見交換がおこなわれ閉会しました。次回第14回口頭弁論は、令和元年6月28日(金)15時から大阪地裁202号法廷で行われます。