日盲連結成の地で70周年記念式典開催

2018年8月21日

 8月18日、日本盲人会連合結成70周年記念式典・記念シンポジウムが大阪市淀川区のメルパルク大阪にて開催され、全国各地から200名が参集しました。
 まず、記念式典が開催され、竹下義樹日盲連会長、笹川吉彦日盲連名誉会長、辰巳寿啓日盲連近畿ブロック協議会委員長より挨拶がありました。また、橋本照夫日本ライトハウス理事長からの来賓挨拶、アートコーポレーション株式会社への感謝状贈呈が行われました。続いて、講師の広瀬浩二郎氏(国立民族学博物館グローバル現象研究部准教授)による「障害者イメージの改変~『目に見えない世界』を切り開く当事者団体の役割~」と題した記念講演が行われ、新しい障害者運動は何をめざすべきなのかお話されました。「自尊心」「主導権」「持続力」をキーワードとして、当事者団体が果たすべき役割について述べられました。記念式典後のシンポジウムでは、「日盲連が目指す将来ビジョン」「弱視者(ロービジョン)の抱える困難と社会の変革を目指して」をテーマとした2つのパネルディスカッションが行われました。最後に小川幹雄日盲連副会長の閉会挨拶があり、盛会裏に終了しました。
 翌19日は、日盲連結成40周年として建立された日盲連結成の碑が鎮座する大阪府貝塚市の二色の浜公園を訪れ、真夏の快晴で暑くなっていたものの、心地よい海風の中、将来を見据えている男の子と女の子の石像に触れながら、結成当時に思いをはせ、ともに将来を見据え、この地で再び集うことを願い散会しました。