あはき法19条訴訟大阪地裁第9回口頭弁論報告

2018年6月28日

 平成医療学園専門学校並びに宝塚医療大学が国に対して、あはき法19条によるあん摩マッサージ指圧師養成施設設置の非認定処分を取り消すことを求める訴訟に関する第9回口頭弁論が6月6日、大阪地裁202号法廷にて行われました。

 法廷傍聴には、日本盲人会連合小川幹雄副会長、全日本鍼灸マッサージ師会伊藤久夫会長をはじめ、日盲連中国・近畿・東海の各ブロック、全日本視覚障害者協議会、日本理療科教員連盟、日本あん摩マッサージ指圧師会等の視覚障害当事者・支援者約110名がつめかけました(傍聴席は91名分)。
 閉廷後、参加団体の関係者約100名が大阪弁護士会館に参集し、裁判の内容確認と意見交換を行いました。小川副会長の挨拶に続き、厚生労働省医政局井上裕介医事係長から厚労省の考え方は変わっておらず、あはき法19条は、間違いなく必要な法律であるという考え方にブレはないと大変心強い挨拶をいただきました。
 続いて岡田康平弁護士より今回の口頭弁論の説明が行われました。今回から2人の裁判官が変更された事、原告側から第5準備書面が提出されたこと、また、文書提出命令の申し立てがすべて取り下げられたこと等が説明されました。
 次回の弁論では、原告側の主張に対して国からの反論がなされます。参加者からは、裁判が最終段階にきているので中央集会や各地域での集会を開催して一般国民への理解を求めるなど、活発な活動を行うよう意見が出されました。
 閉会後、近畿19条問題対策協議会が集めた1445筆(点字32筆を含む)の署名を大阪地裁に提出しました。

次回の第10回口頭弁論は、8月22日(水)15時に大阪地裁202号法廷で行われます。