第71回全国盲人福祉大会でブロック長会議

2018年6月22日

 日本盲人会連合結成70周年記念第71回全国盲人福祉大会東京大会の開催初日の6月11日、東京都台東区の浅草ビューホテルにて、平成30年度のブロック長会議が、全国9ブロックからブロック長(代理含む)が参加して開催されました。

 会議は後藤英信日盲連常務理事の司会、伊藤和男副会長の議事進行の下、竹下義樹会長も参加し、

 (1)日盲連の会議の持ち方について
 (2)加盟団体の文化・スポーツについて
 (3)青年層の掘り起こしと青年部活動への支援について

 をテーマに活発な議論が行われました。

 文化・スポーツ活動については、活発なところとそうでないところの地域差が出ていることから、活動をより活性化させるためには、加盟団体が中心となり活動のための経費が都道府県等から助成されるような仕組みが必要であるとしました。また、全国障害者スポーツ大会などのスポーツ大会においては、福祉団体との連携が必要であるとの意見が挙がりました。

 青年層の掘り起こしと青年部活動への支援については、一般学校に通う児童・生徒あるいは家族と福祉団体とがつながるように、地域で開催される新年交流会のような場に学校を卒業する視覚障害生徒を招き交流する取り組みを行うことなどの意見が挙がりました。また、児童・生徒数は減少しているとはいえ盲学校とのつながりを深めることが必要であるなど、指摘されました。

 竹下会長は、眼科医との連携を進め、当事者に福祉団体の存在を伝えてもらうこと、視覚障害というイメージを変えていくこと、団体活動における視覚障害者のあはき業の状況についてなど、改めて考える必要があると述べられました。