あはき19条違憲訴訟 仙台地裁第6回口頭弁論
平成医療学園グループの学校法人福寿会福島医療専門学校があん摩師の養成校を国に申請した事に対し、国はあん摩師等法19条を理由に申請を却下しました。これを不服として学園側が、処分取り消しを求め訴訟を提起した裁判も第6回を迎え、12月4日、仙台地裁にて行われました。傍聴者77名。原告(学園)側は、これまでは平成医療学園の経営権とも言うべき営業の自由を強く主張していましたが、今回は、晴眼者のための職業選択の自由が制限されていることを問題としました。被告(国)側は、晴眼者の職業選択の自由は侵害されていないとし、全国14箇所の晴眼者の為のあん摩師養成課程の資料を提出しました。次回第7回口頭弁論は、来年4月19日(木)15時からに決まり、被告側の主張に対し、原告側が反論することになっています。また、閉廷後、仙台市戦災復興記念館4階の第1会議室に会場を移し、集会が行われました。参加者50名。現状報告として、竹下義樹弁護士(日本盲人会連合会長)より、第6回口頭弁論の争点についての解説と、次回以降の流れや見通しが語られました。今後も視障協会員や業界会員、支援学校同窓会会員、他の方々に対し、引き続き傍聴と集会への参加を強く求めています。