新国立競技場 第4回施工期間WS開催
10月11日、新国立競技場整備事業 第4回施工期間ユニバーサルデザインワークショップが東京都新宿区の大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体事務所にて開催され、日本盲人会連合からは三宅隆情報部長が参加しました。
最初に、これまでのワークショップを受けて変更された、触知案内図の形状、音声案内システムの設置位置、外部誘導サインについて、サインの向き、車椅子同伴者席と手摺との位置関係、シートのバックレスト対応について報告がありました。
続いて、座席に設置する点字、アメニティシートのカバー色、縦通路の床の着色と手摺角度について、モックアップによる確認を行いました。
次に、前回ワークショップを受けての確認事項として、内部誘導サイン、誘導ブロックの仕様確認、デジタルサイネージの検討状況について報告がありました。
三宅情報部長は、
(1)音声誘導サインは競技場内だけでなく、敷地入口にも設置することが必要
(2)座席の点字については、今年2月に発行された点字のJIS規格に準拠したものとする
(3)内部誘導サインについては、暗い色の中にある矢印はより明るくするか、明るい色で縁取るなどして分かりやすくする
(4)競技場外路面に設置する点字ブロックはJIS規格に準拠したものにする
(5)デジタルサイネージについては、文字表示される部分の周りは文字色と背景色とのコントラストを維持したうえで、グラデーションにならないよう注意すること
などを述べました。