駅ホームにおける安全性向上のための検討会開催

2017年8月1日

 7月25日、国土交通省は第7回「駅ホームにおける安全性向上のための検討会」を開催しました。

 同検討会は、昨年発生した視覚障害者の駅ホームからの転落事故をうけ、視覚障害者をはじめとする全ての駅利用者が鉄道を安全に利用するために、鉄道関連の様々な安全対策を検討しています。そして、本年度最初の検討会である第7回は、昨年12月に策定された「中間取りまとめ」のフォローアップを行うべく開催されました。

 検討会には、本年2月策定の「ユニバーサルデザイン2020行動計画」を踏まえ、今回より視覚障害関係団体や学識経験者も参加することになり、日本盲人会連合からは竹下義樹会長が委員として参加しました。

 当日は、国交省より安全対策の進捗状況の報告や鉄道各社の進歩的な取り組みの紹介に加え、参加委員から様々な意見や提案がありました。

 竹下会長からは、視覚障害者からの要望として、視覚障害者の駅ホームでの転落事故については詳細な原因究明を行う必要性があることや、駅構内での工事については事前に情報提供をして欲しい旨など要望しました。