ホームや踏切安全に、視障者向け講習会を開催

2017年6月21日

 愛知県盲人福祉連合会(金子芳博会長)は6月11日、駅ホームからの転落事故などを防ごうと、名鉄大江駅構内にある矢作建設工業の鉄道技術研修センター(南区加福町)で、研修用のホームを使った講習会を開催しました。
 鉄道工事の研修用にホームやレールを設けている同センターの協力で、愛盲連が初めて企画したものです。

 講師にNPO法人アイパートナー(津市)の歩行訓練士前川賢一氏を招き、県内の支部役員ら21人が参加しました。
 参加者はレールや踏切を触ったり、非常用停止ボタンを押したりして、ホームや踏切の構造を確認。前川氏は、ホームと電車のすき間を白杖で確認し、つえの先を車両の床に置いてから乗り込むよう助言しました。

 愛盲連は随時、支部単位などでの講習を行っていきたい考え。盲導犬「テール」と参加した愛盲連の金子会長は「自分の身は自分で守らなければいけない。自信を持って歩けるよう練習してほしい」と話しました。