サイトワールド2016・レポート「”とっておきのアイディア”コンテスト」

2016年11月8日

 11月1日~3日にかけて、すみだ産業会館(東京都墨田区)を会場に、「サイトワールド2016」が開催されました。日本でも最大級の福祉機器展とあり、3日間で全国から約4700名もの人々が訪れました。

 初日の「とっておきのアイディア」コンテストの表彰式では、入賞者たちのアイデア商品が発表されました。このコンテストは日本点字図書館と共用品推進機構が共催した企画で、これまで行ってきた既成のものに対し使いやすさを調査する事業から、障害をもった自分たちがアイデアを出すことで、本当に使いやすい商品が生まれるのではと、そのアプローチを変えた意欲的な取り組みです。

 盲学校の部には59作品、一般の部には134作品のアイデアが寄せられました。最優秀賞受賞者と作品は次の通りです。

 盲学校の部:高知県立盲学校のチーム・ちっぽ家のメンバー3人が考案した石突がグレーチングにはまることを防ぐ先端15cm変形可動式の白杖「まがるもん」
 一般の部:群馬県在住の小暮愛子さんの知りたいと思うものをカメラで認識させると特殊加工された液晶画面が立体化して触ることができる「レミノ」。