滋賀県視覚障害者福祉大会 彦根市で開催
10月21日、社会福祉法人滋賀県視覚障害者福祉協会による「平成28年度滋賀県視覚障害者福祉大会」が、ひこね市文化プラザグランドホールを会場に約750名が参集し開催されました。
第1部の式典では、大橋博会長からの主催者挨拶、大久保貴彦根市長からの歓迎のことば、表彰状・感謝状・寿賞贈呈が行われた。続いて、日本盲人会連合竹下義樹会長から祝辞が述べられ、祝電披露、大会宣言、大会決議などが行われました。
その後、第2部では朗読劇、第3部ではアトラクションが行われ、盛会のうちに終了しました。大会で決議された要望事項の概要は、次のとおりです。
1.補装具並びに日常生活用具給付においては、地域間格差を解消し、当事者のニーズに合った支給を
2.誘導ブロック、エスコートゾーン、音響式信号機、室内用誘導ブロック、駅のホームドアなどの充実・拡大を
3.選挙公報をはじめとする情報は、点字、音声、拡大文字、テキストデータなど、当事者の必要な媒体で作成、提供を
4.弱視者のために公共施設や交通機関の照明・表示・サインを見やすく
5.無資格医業類似行為者の取り締まりを
6.視覚障害者のあん摩・マッサージ・はり・灸以外の職域拡大と就労の場の確保を
7.視覚障害者が自動車税減免制度を利用する場合は、条件を限定せず減免を受けられるように
8.災害時における支援体制を確立し、福祉避難所には白杖や防災ベストなどの必要な物品の備蓄を
9.テレビのニュースや緊急放送における字幕スーパーの音声化と外国語の日本語吹き替えを。