全国盲青年研修大会 千葉県で開催

2016年9月16日

 社会福祉法人日本盲人会連合・同青年協議会ならびに公益社団法人千葉県視覚障害者福祉協会・同青年部主催の第62回全国盲青年研修大会が、9月3日、4日に千葉県にて開催され、全国の盲青年ならびに関係者250名が参加しました。

 1日目の代表者会議では、28年度事業計画の新しい取り組みとして、インクルーシブ教育に関する調査研究の実施が提案されました。また、来年度の役員改正に向けての選挙管理委員の選任、今年度の団体青年部活動助成金の配分について報告されました。
 続いて、3つの分科会が行われ、来年度徳島県で開催される第70回全国盲人福祉大会に、1.すべての鉄道駅プラットホームに内方線付き点状ブロックの敷設やホーム柵の設置が進められるよう要望する 2.すべての家電製品やICT機器に対し、画面読み上げ機能や点字表示機能を含むアクセシビリティを標準化するためのJIS規格の策定ならびに法律等の整備を要望する 3.インクルーシブ教育を推進するにあたり、どの都道府県でも専門性を持った教員や支援員を必要に応じて柔軟に追加配置できるよう要望するという議案を提出することが決議されました。

 2日目は、NPO法人モンキーマジック代表の小林幸一郎氏による講演会「フリークライミングで世界に挑戦!」や視覚障害者も遊べるボードゲーム体験会、大会式典などが行われました。来年度開催の鹿児島県の地で再会することを約束し、盛会のうちに幕を閉じました。