新国立競技場ユニバーサルデザインWSが開催

2016年2月25日

 2月23日、新国立競技場整備事業大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体事務所において、新国立競技場整備事業「第1回ユニバーサルデザインワークショップ」が開催されました。聴覚・肢体不自由・発達などの障害者団体等が参加団体として名を連ねる中、日本盲人会連合からは鈴木孝幸副会長が出席、視覚障害者の立場から意見を述べました。

 会場には新国立競技場の模型が用意され、冒頭では主催者側の配慮により鈴木副会長が触って全体の構造を把握。その後、担当者から新国立競技場の建設に関する経緯や建設に関する考え方、競技場の外部や内部などの設備や配慮について説明がなされました。
 続いて行われた障害者団体へのヒアリングにおいて、鈴木副会長は「シートピッチ(前方・足元の空間)の広さ」や「誘導ブロックと床の色について」などを質問しました。他団体からも、それぞれの立場から要望が伝えられました。

 新国立競技場の設計については、今後当事者団体と意見交換を重ねつつ、その内容を踏まえながら計画が詰められます。