第4回職業サイクルに関する調査研究会が開催

2016年1月26日

 1月15日、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構東京支部会議室(墨田区江東橋)において、同機構障害者職業総合センターの第4回「障害のある労働者の職業サイクルに関する調査研究(第4期)」調査研究委員会が開催され、日本盲人会連合から工藤正一情報部長が出席、第4期調査研究報告書の作成について報告書骨子案に基づいて検討が行われました。

 今回の報告書は、対象者を8年間継続調査してきたものとなり、その間に変化した対象者の仕事や、職業生活に対する満足度などをどのように捉えるかなどについて議論がされました。報告書は年度内に取りまとめられる予定です。

 この調査研究委員会は、平成19年度から平成35年度までの17年間の計画で実施されています。障害者の安定した円滑な就業を進めていくためには、障害者の職業サイクル(就職、雇用継続、離職・退職など)の各局面における状況と課題を把握し、これに応じたきめ細かい雇用対策を進めることが不可欠であります。そこで、障害のある労働者の職業サイクルの全体像を明らかにするための長期継続調査を実施し、若年期を中心とする就職及びこれに続く職業生活への適応の過程などを明らかにする「職業生活前期調査」と、中高年層を中心とする一定の就業期間経過後の職業生活の維持・向上などの過程を明らかにする「職業生活後期調査」を、毎年交互に調査し、企業における雇用管理の改善や障害者の円滑な就業の実現、今後の施策展開のための基礎資料とすることを目的としています。