第2回屋内用誘導ブロック会議報告

2015年12月24日

 12月22日、日本盲人福祉センターにおいて、第2回屋内用誘導ブロック会議が開催され、誘導ブロック業者12社と学識経験者として秋山哲男中央大学研究開発機構教授が出席、更に当事者委員として6名が出席しました。

 冒頭鈴木孝幸日本盲人会連合副会長・事業部長が「今回で最終的な確認を行い、JIS規格の高さ5mmに準じた形とし、高さを半分の2.5mmとした屋内用誘導ブロックとして推進していく事を最終決定する目的で開催した」と挨拶を行いました。
 会議では、車いす使用者等82名に行ったアンケートに「高さ2.5mmであれば問題は無い」との意見があり、これを屋内用として進めてほしいとのエールも記載されていたことを報告しました。更に、屋内用としては、台車を多く使用している商業施設などでは誘導マットが望ましく、それ以外の屋内については高さ2.5mmの誘導ブロックで普及させることとなりました。ただし、既に敷設されているところについては、順次改めることや、幅員が狭い廊下においては、現場に併せる形で2本線の誘導ブロックも適宜敷設することなどの意見も出されました。

 最近グッドデザイン賞を受賞した誘導ブロックについては、その根拠に視覚障害者の意見が反映されていない等の理由で抗議を行うことになりました。
 結論として、今後高さを2.5mmとした屋内用誘導ブロックを推進していく事が確認され閉会しました。