第57回岡山県視覚障害者福祉大会の開催
社会福祉法人岡山県視覚障害者協会主催による第57回岡山県視覚障害者福祉大会が10月25日、岡山市中区の岡山市福祉文化会館で会員・関係者約130名が参加して開かれました。
式典では、片岡美佐子会長の挨拶の後、組織功労の会員に対する表彰状、点訳・朗読奉仕活動、旅行支援への感謝状等の贈呈が行われ、来賓から祝辞が述べられ祝電披露が行われました。議事では情勢報告に続いて、大会宣言と6項目の決議を採択しました。
大会に引き続いて、視覚障害者協会所属の地域生活支援事業所の「みちしるべ」について、その事業内容と利用方法に関する研修が行われ、多数の質問も出されて、盛会の内に閉会しました。
この大会で決議された要望事項は次の通りです。
(1)障害者差別解消法における「合理的配慮」の内容や適用範囲などの民間事業への拡充を要望する
(2)本会が設置経営する高齢者施設に対し、適正な運営ができるよう経済的支援を要望する
(3)視覚障害者が必要とするすべての交差点への、音響式信号機およびエスコートゾーンの設置を要望する
(4)視覚障害者でマッサージを業とする者の生活の安定を図るために、無資格者や無免許者への取り締まり強化を要望する
(5)過疎地域における公共交通機関の廃止や減便に対応した視覚障害者への配慮を要望する
(6)自転車の運転に際しては、歩行者に不安感を持たせないようルールの徹底を強く要望する