第68回全国盲人福祉大会岐阜大会盛会裏に閉幕

2015年6月8日

 第68回全国盲人福祉大会最終日の5月31日、岐阜市の長良川国際会議場で全国から視覚障害者及び関係者1300人が参加し、盛大に大会式典並びに議事が行われました。

 第1部の式典では清水和弘岐阜県視覚障害者福祉協会会長が地元主催者団体を代表して参加者を歓迎し、本大会は、長年の悲願であった障害者差別解消法の施行を来年4月に控え、大変重要な大会であると述べました。
 続いて、竹下義樹日本盲人会連合会長の主催者挨拶があり、障害者権利条約の批准とその後の社会の動きを振り返り、ここまで到達できたのは68年にわたる日盲連と先人たちの歩みの成果であると述べるとともに、この三日間の大会の成果を胸にしまい、これからの生き方に自信を持ち、それぞれの地域で活動を続けて欲しいと結びました。
 さらに、日盲連顕彰等受賞者に表彰状、感謝状が贈られた後、塩崎恭久厚生労働大臣並びに野田聖子衆議院議員をはじめ、下村博文文部科学大臣(代理)、渡辺猛之参議院議員、古田肇岐阜県知事、細井茂光岐阜市長、足立勝利岐阜県議会議長、竹市勲岐阜市議会議長から祝辞が述べられたほか、多数の関係者から祝電・メッセージが寄せられました。

 第2部の大会議事では、平成26年度決議処理報告、平成27年度運動方針案を執行部の原案通り全会一致で可決するとともに、宣言・決議も全会一致で採択されました。
 竹下会長は、全国代表者会議で論議され決議された要望書が今日からの運動の柱となり、それらを実現するために、日盲連本部がどういう形で運動を進めるか、平成27年度運動方針(本部案)の八つの柱と身体障害者手帳等級認定基準見直しに関する特別決議について触れながら、ポイントを絞り、力強く述べました。
 続いて次年度の大会開催地団体を代表して青森県視覚障害者福祉会の佐々木秀勝会長が、来年5月20日から三日間、青森市文化会館を会場に開催することを報告し、岐阜大会のような成功のためには、全国の日盲連加盟団体の協力をお願いするとともに、全国の会員に参加を呼び掛けました。
 最後は、「365歩のマーチ」を参加者全員で合唱し、岐阜県視覚障害者福祉協会の井上敏二副会長の閉会のことばで三日間にわたる大会の幕を閉じました。