第60回記念全国盲女性研修大会東京で開催

2014年9月9日

 日本盲人会連合及び同女性協議会の主催、東京都盲人福祉協会並びに同女性部の主管による「第60回記念全国盲女性研修大会」が9月7日~9日、東京・芝公園のメルパルクTOKYOで開催され、全国から関係者約1千人が参加して記念大会を祝いました。

 7日は常任委員会と全国委員会、8日の午前は全国代表者会議が開かれ、平成25年度事業・収支決算・監査報告、平成26年度の運動方針案・事業計画案・予算案などについて審議が行われました。
 8日午後からの研修会第1部は、オリンピックに出場した元マラソンランナー増田明美氏が「『自分』という人生の長距離ランナー」と題して、アスリート仲間の交遊録をユーモラスに語り、最後に郷土の期待を背にしながらオリンピックで途中棄権して帰国後、挫折感から立ち直るまで4年間も苦悩した心情を吐露して共感を呼びました。

 第2部では「バリアフリー商品と私―使ってよかったと思うもの、あったらいいと思うもの」のテーマで各ブロックの代表9人がレポートを発表し、女性ならではのバリアフリー商品の感想を述べ、共通した体験談は音声体重計の出現で健康管理に役立っている、との報告でありました。意見交換では、レジで読み取る商品バーコードをパソコンやスマホで読み取れるようなソフトも開発され、商品内容も詳しく分かるので、すべてのメーカーが対応するよう要望してほしい、などの提案も出されました。