JDFで日盲連が読書問題への取り組みを紹介

2014年8月4日

 日本障害フォーラム(JDF)の第116回幹事会が、7月31日に東京・霞が関の商工会館において開かれました。内容は、
 1.障害者権利条約の実施に向けた対応について、
 2.障害者郵便物制度に関すること、
 3.12月4日全国フォーラム、および今後の権利条約啓発活動について、
 4.東日本大震災被災障害者支援に関することなどの討議事項を審議しました。
 被災者支援では、宮城県における調査の企画や、「障がい者自立センターかまいし」からの支援要請の対応、JDF製作ビデオ「生命のことづけ」各国語版の作成状況、並びに、2015年3月14日~18日に行われる国連防災世界会議への対応など、3年以上を経過した現在もなお、被災地の厳しい現状が報告されました。
 また、その他の審議事項の中で、権利条約が批准されたことによるJDF組織体制のあり方を見直す必要から、10月に予定されている代表者会議の議論を待って、幹事会の運営も検討することになりました。各団体の情報交換では、日盲連の大橋由昌情報部長が、マラケシュ条約批准に向けて、読書障害者の権利保障を勝ち取るため、今後DPIや弱視者問題研究会とともに活動する準備を進めていることを報告しました。