ユニバーサル議連で日盲連が要望

2014年6月16日

 自由民主党ユニバーサル社会推進議員連盟の26年度総会が、6月13日に党本部で開催され、石破茂会長のあいさつ後、各省庁から「これまでの懸案事項」、「障害者権利条約の発効と今後の政府の取り組み」、「オリンピック・パラリンピックに向けての対応」などについての報告を聞きました。

 続いて、各団体からの要望として、日本盲人会連合の大橋由昌情報部長が、(1)視覚障害者の航空機への搭乗拒否問題、(2)公務員試験などにおける「活字文書に対応できるもの」といった試験の差別実態、(3)身障手帳申請前の中途視覚障害者への支援措置、(4)テレビの解説放送の充実などの改善を求めました。

 (4)に対する、主管省庁担当者からの回答に、盛山正仁議連事務局長が「たびたび同じ要望が出ているのだから、外国の状況なども調べて何とか改善するように」と叱咤していました。

 なお会議の終了後、大橋部長が、盛山議員の尽力により東京メトロ及び東京都交通局の地下鉄「駅情報」のデイジー編・路線触図編が完成して好評だったことの謝辞を述べるとともに、完成品を手渡しました。