インドの研修生が日盲センターを見学

2014年5月21日

パンチャル博士(前列左)と大橋情報部長(前列中央)と日盲委の近藤事務局長(前列右)、インドの研修生達との集合写真

 去る5月16日に、インド・グジャラート州の州都のアフマダバードから、パンチャル博士に引率され、盲人理学療法学校の指導員のマジュールさんら4名が、日盲福祉センターを見学に来訪しました。

 4名は晴眼1名、弱視2名、全盲1名で、あんま指導のスキルアップを目的に、筑波大附属特別支援学校に3週間の研修で来日されており、その一日を割いて当事者団体の施設見学を行ったものです。ガイダンスでは、日本盲人福祉委員会の近藤義親事務局長が同会の海外交流事業の説明、日盲連の大橋由昌情報部長が戦後の視覚障害者運動の流れなどを話しました。

 パンチャル博士は、日盲連結成の背景と同じように、インドでも戦後の復興政策の一環として福祉制度改革や、当事者運動の組織化が進んできたこと。さらに、インドの視覚障害者が、理療マッサージで自立を目指すための指導者養成には、日本の援助が必要であることなどを語っていました。続いて、館内の施設を案内し、それぞれの部署の担当者から説明を行った。日盲委とともに、日印の視覚障害当事者交流の一日となりました。